1.趣旨

人間・環境学会短報論文(Short Communications)(以下「短報論文」)は、本会会員が本会大会で発表した研究を対象とするものである。短報論文のねらいは、本会大会で発表した研究成果を発展させるきっかけを提供することであり、さらに洗練させ完成度を高めたうえで本会学会誌に原著論文として投稿することも可能である。

2.投稿資格

・投稿内容は人間・環境学会大会に発表した研究内容であること。
・投稿する短報論文の第一著者や連名者の順序は人間・環境学会大会に発表した際のものと異なっていても良い。但し、投稿する短報論文の者全員が投稿時および掲載時に人間・環境学会会員であること。

3.審査基準

・人間・環境学会に相応しいテーマについての学術的かつ論理的な論考を含む研究であること。
・新規のアイデア、ビジョン、対象、方法のいずれかを含む研究であること。
・研究途中で一部の成果しか出ていないもので、原著論文にまとめるまでには至らないが、興味ある知見でいち早く知らせる価値が認められるもの。
・主観的・差別的・商業的な内容でないこと。

4.原稿作成要領

4.1 原稿の提出方法
本誌に掲載する論文の原稿は、原則として版下原稿の形式で提出するものとする。原稿作成にあたっては本要項に従ったものとする。

4.2 論文の書き方
論文は原則として、背景・目的、方法、結果・考察、結論・まとめ、引用文献を含んで構成されることが望ましい。記述は、簡潔・明解を心がけ、和文の場合は現代仮名遣い、常用漢字とすること。英文の場合、原則として専門家による英語校正を受けていること。

4.3 表題と氏名及び要旨
(1)1頁目レイアウト
1頁目には図1に示された様式に従い、上から、日本語タイトル、著者和名、著者和名所属、電子メールアドレス、日本語要旨、日本語キーワード、英文タイトル、著者名英文表記、著者所属英文表記、電子メールアドレス、英文要旨、英文キーワードの順で配置する。
(2)タイトル
日本語タイトルはゴシック体16ポイントとする。英文はゴシック体やArial、Helvetica等の太字のフォントを用いて大きさは14ポイント程度とする。いずれも中央揃えとし下線を引くこと。
(3)著者名
和文著者名はゴシック体12ポイント、英文著者名はタイトルと同じフォントで大きさは11ポイントとする。いずれも中央揃えで併記する。著者の所属は著者名と同一行ないしは次行に括弧付きで著者名と同じフォント、サイズで示す。また、必要に応じて電子メールアドレスを所属の下に著者名と同じフォント、9ポイントで記載する。
(4)要旨とキーワード
和文要旨は細明朝体10ポイントで600字程度とする。英文要旨はTimes、9ポイントで200語程度とする。和文も英文も1段組とする。キーワードは和文・英文ともに5個程度とし、要旨と同じフォント、サイズで示す。

図1 表紙レイアウト

4.4 本文
(1)分量
原稿は刷り上がり5頁(和文で約6000字程度、英文で約2000語程度、図表を含む)とする。
(2)用紙レイアウト
用紙はA4縦置きとし、本文は2段組とする。ページの余白は、上16ミリ下28ミリ左20ミリ右20ミリとする。
(3)本文文字
本文に用いる文字は和文の場合は細明朝体10ポイントとし、英文の場合はTimes等、9ポイントとする。1行文字数は23字、一頁行数は45行とする。章節のタイトル文字については、ゴシック体または強調文字で示し、大きさは本文と同じとする。

4.5 図表及び写真
(1)図表題
図表、及び写真には図・表・写真毎に通し番号を付ける。図や写真の番号・タイトルは図や写真の下に、表の番号とタイトルは表の上に置き、説明は表の下に置く。
(2)精度
図表は印刷した結果十分に判別できるだけの適切な濃度と鮮明度を持つこと。図表中の文字は判別するのに十分な大きさとすること。図表及び写真は白黒とする。写真を用いる場合は、十分に解像度の大きいファイルを使用すること。

4.6 その他
(1)引用文献
本文中では(著者、発行年)で表示。同一年同一著者に複数の文献がある場合はa、bを付して区別。文献は論文最後に一括して著者名のアルファベット順に、同一著者では年次順に挙げる。
(2)脚注
通し番号をつけ引用文献の前に置く。
(3)引用図版の著作権確認
図や写真などの引用に当たっては、著者自身が原著者などから著作権の引用に関わる承諾を取らなければならない。
(4)フッター
本文頁にはフッターとして掲載号、頁等を本会が付ける。

5.提出

原稿は図表を含めてレイアウトし、電子データ(pdf形式)で提出する。

6.原稿

著者名やその順番を含めて、著者都合による提出原稿の修正・加筆は原則として認めない。どうしても必要な事情が生じた際は、注記として記述日時を明示して行う。

7.著作権

1)論文等に関する一切の著作権の使用は本会に委託されるが、著作者人格権は著者に帰属する。
2)特別な事情により前項の原則が適用できない場合は著者と本会との間で協議のうえ措置する。
3)著者が著者自身の論文等を自らの用途のために利用することに対し制限はなく、本会はこれに異議申立て、もしくは妨げることをしない。
4)論文等の編集出版権は本会に帰属する。

8.原著論文への投稿

本会で審査を経た論文として扱うのは原著論文と短報論文のみである。また短報論文を発展させた成果を原著論文として人間・環境学会誌に投稿することを妨げない。なおその際は原著論文投稿規程に従ってその旨を記載すること。

9.論文審査料

無料

10.スケジュール

各年度の詳細は運営委員会で決定し周知するが概要は以下の通りである。
・6月初旬:投稿受付開始:投稿先や手順は別途指定された方式とする。
・7月末:投稿締め切り
・11時月中旬:査読結果通知
・12月末:投稿原稿締切
・直近の学会誌に掲載

11.執筆投稿規程の改定

本執筆投稿規程の改定は、運営委員会においてこれを決する。

  • 2019年4月3日 作成・施行
  • 2021年6月3日 改訂