第33回大会プログラム

人間・環境学会第33回大会 ワークショップ 1

日時:2026年5月30日(土)15:45-18:15
会場:千葉大学西千葉キャンパス 工学部9号棟(T9)

「体験を通じた学びの実践 環境心理学と環境行動研究の視点から」
私たちは、建築や都市あるいは他者の存在を身近に感じながら生きている。その中で、身体性を伴った体験や情報は心に残りやすい。一方、誰かから教えられる知識は、その必要性を理解していても、定着させるためには努力を要することが少なくない。近年、大学教育の現場では、学生の主体的な学びを促す手法としてアクティブ・ラーニングが広く導入されている。そうした学びの場面に、体験を取り入れることはどのような意味を持ち、またどのような価値を生み出すのだろうか。
 本ワークショップでは、体験を通じた学びの実践プログラムに参加者自身が取り組み、その経験を元に参加者同士で対話を行う。多様な背景を持つ参加者とともに、「体験」と「学び」の関係について考える場とする。

司会:小林健治(摂南大学)
話題提供:高山範理(國學院大學)、藤田大輔(豊橋技術科学大学)
意見交換:山田あすか(東京電機大学)、白川真裕(聖徳大学)
及び参加者全員による意見交換
まとめ:宗方淳(千葉大学)

人間・環境学会第33回大会 ワークショップ 2

日時:2026年5月31日(日)9:00-11:30
会場:千葉大学西千葉キャンパス 工学部9号棟(T9)
※8:45から受付(工学部10号棟(T10)1階)を開始します.

「人間-環境系の新しい本をつくりました——『見守りをデザインする』の制作報告と合評会」

人間と環境を切り分けずに系としてとらえる人間-環境系の単位は、環世界(ユクスキュル)、行動的環境(コフカ)、環境体験(イッテルソン)、アフォーダンス(ギブソン)、居方(鈴木)などわずかしか発見されていない。人間・環境学会の使命の一つは、人間-環境系の単位を発見して、磨き上げ、それが未知の人間理解につながり、未見の環境デザインに活かすことではないだろうか。
本WSで取り上げる『見守りをデザインする』は、MERA会員7人で制作し、2025年11月に新曜社より公刊した。人が人を離れた場所から行う見守りは、近年道具を媒介することが通常になった。本書では、乳児、児童、障がい者、高齢者、服役囚などにおける見守りと道具が紹介され、それらのよりよいかたち(人間-環境系)のデザインを検討している。また、屋内から屋外、地域から都市といった見守りが行われている背景となる環境の範囲や規模が各章で異なっていることも本書の特徴である。
見守りは私たちが実践している人間-環境系の営みを提示できる興味深い単位といえるだろう。本WSでは、『見守りをデザインする』の制作報告および批評者との対話を通じて、本書で提示できている見守りと今後の課題となる見守りが明らかになることを目指したい。そして、本WSが、人間・環境学会においてさらなる人間-環境系の単位を発見する機運が高まることにつながることを期待している。

企画・報告:松本光太郎(茨城大学)・畑倫子(文京学院大学)
批評:大山智也(東京大学)・大野隆造(東京工業大学)
応答:澤田英三(安田女子大学)・島田貴仁(滋賀大学)・鈴木毅(千里ニュータウン研究・情報センター)

人間・環境学会第33回大会 ポスター発表 プログラム

日時:2026年5月30日(土)13:00-15:30
会場:千葉大学西千葉キャンパス 10号棟(T10)

※12:00から受付(工学部10号棟(T10)1階)を開始します.
全員が12:00〜13:00にポスターを掲示してください。

セッションA 13:00-13:45(13:45-13:50休憩)

A-01 多世代交流に関するニーズ調査における居場所デザインカードの有効性の検討
西田恵(株式会社竹中工務店)・太田義弘・田中康裕・清田英巳

A-02 「そこにいていい」場所ー現代におけるサードプレイスの成立要件
石崎雄大(丹青社)・林久美・伊藤俊介(推薦者:伊藤俊介)

A-03 屋内公共的空間における共在に関わる基礎的研究―評価グリッド法による評価構造の把握―
高山水希(九州大学)(推薦者:大井尚行)

A-04 居場所を編む設え-学生寮共用空間を多様な交流様態を許容する場に再構築する-
武田唯菜(法政大学)・岩佐明彦(推薦者:岩佐明彦)

A-05 奈良県K町「みんなの縁側」における着座場面および滞在行動に関する研究
陳建中(畿央大学)

A-06 学部共用空間における学修・交流の促進に向けた配置と運用の段階的変更の効果
舩戸基(宇都宮大学)・岡﨑葵生・古賀誉章(推薦者:古賀誉章)

A-07 人口集積地のA地区におけるキーパーソンの生活経験とまちの地域活動との関係
米ケ田里奈(東京電機大学)・山田あすか(推薦者:山田あすか)

A-08 幼児との交流活動における高齢者の行動特性および参加意識の実態に関する研究
田村真優(九州大学)(推薦者:大井尚行)

A-09 高齢者施設における「縁の間」の使われ方と外部への開き方
松岡千晴(京都大学)・杉本聡恵・笹谷匠生・安田渓・酒谷粋将・三浦研(推薦者:三浦研)

A-10 関係性を支えるケアと環境
笹谷匠生(京都大学)・三浦研(推薦者:三浦研)

A-11 更生保護施設における空間構成とコミュニケーションの分析
張佳琳(千葉大学)・鈴木弘樹(推薦者:鈴木弘樹)

A-12 音楽ライブ会場のサードプレイスとしての機能に関する研究
合掌顕(岐阜大学)・清水友理

セッションB 13:50-14:35(14:35-14:40休憩)

B-01大規模駅におけるウェイファインディング-認知地図・経路探索方略・構内デザインの観点から-
漆原詩穏(東京電機大学)・林久美・伊藤俊介(推薦者:伊藤俊介)

B-02 高速道路サービスエリアのアプローチ広場における駐車場からトイレ・商業棟への行動実態
-利用者属性・利用条件の比較分析ー
柴田育朗(千葉大学)・鈴木弘樹・馬屋原敦(推薦者:鈴木弘樹)

B-03 UR都市機構による集合住宅団地の入口空間の利用行動に関する研究
劉雨萱(東京大学)・横山ゆりか

B-04 千住地域の公園の遊具と利用行動の調査・分析
増田拓真(東京電機大学)(推薦者:山田あすか)

B-05 商店街とスーパーにおける滞留行動の比較―商店街の行動特性に着目して―
粟嫻(東京大学)・横山ゆりか(推薦者:横山ゆりか)

B-06 屋外の公共的空間におけるベンチの好ましさに関する評価構造の抽出
内山慎之介(九州大学)・大井尚行・土屋潤(推薦者:大井尚行)

B-07 住宅街に着目した夜間の散歩コースの評価構造に関する研究
前田泰佑(九州大学)(推薦者:大井尚行)

B-08 屋外空間におけるサウンドスケープの評価構造に関する研究
―評価グリッド法による好ましい音環境の要求項目分析―
鶴見延弘(東京電機大学)(推薦者:秋田剛)

B-09 都市におけるモスキート音―滞留に着目した発生装置周辺環境の分析―
竹内真央(法政大学)・岩佐明彦(推薦者:岩佐明彦)

B-10 人の活動の痕跡がもたらす都市空間における他者の存在
―写真ワークショップによる認知分析―
三谷京子(北海道大学)・森傑・野村理恵・坪内健(推薦者:森傑)

B-11 都市住民における多拠点生活とWell-beingの関係構造
―価値意識および自宅・宿泊先での心身状態の比較―
松本功一(株式会社JDSC)・山﨑崇裕・佐伯みか・柴田菜々子・冨田雄也・豊嶋純
(推薦者:高山範理)

セッションC 14:40-15:25

C-01 環境調整の意図から考察するカームダウンスペースの捉え方
―カームダウンスペース内の居方と環境調整のバリエーション その2―
岡﨑葵生(宇都宮大学)・古賀誉章(推薦者:古賀誉章)

C-02 視聴覚がもたらす他者の存在感が作業の質と時間感覚に及ぼす影響
伊藤亜美(宇都宮大学)・鈴木菜月・岡﨑葵生・古賀誉章・佐野奈緒子(推薦者:古賀誉章)

C-03 電車内における音楽聴取レベルと聴取傾向
―環境騒音・再生音量の実測とアンケートによる物理・心理指標の対応―
平國弘督(東京電機大学)・渡邉祐子・伊藤俊介(推薦者:渡邉祐子)

C-04 成育環境が空間への好みとこだわりに及ぼす影響
佐藤乃碧(宇都宮大学)(推薦者:古賀誉章)

C-05 Study with me動画の作業成績および主観評価への影響
前田美紀子(東京電機大学)・林久美・伊藤俊介(推薦者:伊藤俊介)

C-06 自室における推し・趣味アイテムの配置等が居住者の意識と行為に及ぼす影響
上田翔大(ものつくり大学)・戸田都生男(推薦者:戸田都生男)

C-07 キャプション評価法の実践に基づく障害当事者による環境評価に求められる要素
大島千帆(早稲田大学)・古賀誉章・辻村壮平・一ノ瀬彩 

C-08 印象評価と画像生成によるオフィスデザインワークショップの試行と分析
小泉兵悟(東京科学大学)・沖拓弥・花田愛・野々田幸恵・佐藤泰(推薦者:沖拓弥)

C-09 病院建築における治療と社会の相互干渉空間に関する研究
西岡紘菜(法政大学)(推薦者:岩佐明彦)

C-10 中国四川省における震後再建小学校の空間構成と避難効率に関する研究
―避難シミュレーションに基づく分析―
HUANG DI(千葉大学)(推薦者:鈴木弘樹)

C-11 「新建築データ」にみる日本のグリーン建築の分析―335事例の整理を通して―
蔡辰(千葉大学)・鈴木弘樹(推薦者:鈴木弘樹)

※18:30から懇親会と大会発表賞(ポスター発表部門)の表彰を行います。受賞者はポスターセッションの発表者から選考されます。特に指導教員は発表した学生に発表後も待機するようご指導をお願い申し上げます。


○ポスターサイズA1サイズ(縦841mm×横420mm)。
B1版のパネルを使用しますので、その枠内に収まるようポスターを作成ください。

人間・環境学会第33回大会 口頭発表 プログラム

日時:2026年5月31日(日)13:00-15:15
会場:千葉大学西千葉キャンパス 工学部9号棟(T9)

※口頭発表は1題あたり 15分(発表:10分、質疑応答:5分)とします。

セッションD 13:00-14:00

D-01 景観等における比較対象無しの心理評価手法の試み
土田義郎(金沢工業大学)

D-02 構築された都市空間におけるセレンディピティの意義に関する研究
井口雄太(株式会社大林組)・宗方淳(推薦者:宗方淳)

D-03 大阪府寝屋川市を対象とした経路歩行実験による「まちらしさ」の抽出
小泉泰介(摂南大学)(推薦者:小林健治)

D-04 大学生の海洋環境保全への関心と余暇行動との関係
野田咲桜(武蔵野大学)(推薦者:村松陸雄)

〈休憩14:00-14:15〉

セッションE 14:15-15:15

E-01 The Role of Commuting Distance and Working Schedules in Shaping Workers’ Activity Space: An Analysis using GPS-based Mobility Data
TANG XINYU(株式会社レックス・インターナショナル)・雨宮護(推薦者:雨宮護)

E-02 マルチエージェントシステムを用いた保健所執務空間の行動分析
仙田直希(摂南大学)(推薦者:小林健治)

E-03 新コモンスペースのナッジデザインによるエンゲージメントや知的生産性に関する心理的効果
丸山玄(大成建設株式会社)

E-04 テキストマイニングによる認知症当事者の外出時における物理的課題の可視化
谷本裕香子(東北工業大学)・井上雅史・石井敏(推薦者:石井敏)

〈終了:15:15〉

※15:30から大会発表賞(口頭発表部門)の表彰を行います。受賞者は口頭発表の発表者から選考されます。特に指導教員は発表した学生に発表後も待機するようご指導をお願い申し上げます。


○口頭発表・ポスターセッションの全ての要旨(梗概1頁、「序論」「方法」「結果」「考察」の内容を含めること)をMERA Journalに掲載致しますので、以下の通り原稿データを締切までにご提出下さい。ワークショップは後日、開催報告2頁をPDFでご提出願います。

提出物:原稿データ(5月29日正午締切、ジャーナル編集委員会大会専用アドレス宛にメール提出)
mera.taikai2025◆gmail.com(◆を@に置き換えてください)

※作成したワープロ等のファイル(MSword、InDesign等)および透明テキスト付きのpdfファイルの両方をご準備ください。
※大会案内とともにお送りするプログラムに記載されている発表番号と発表者名をファイル名の最初に含めてください。
ファイル名の例 A1大井MERA大会梗概.pdf