第119回研究会「生活環境における災害リスク認知とコミュニケーション」のご案内

東日本大震災以降、各地で地震や台風、豪雨などによる被害が頻発している。今後も巨大災害の発生が懸念されるなか、様々な防災・減災の取り組みが行われているが、「ハード防災/ソフト防災」という枠組みに関わらず最終的には人間側の問題に依存する面が大きく、社会のレジリエンスを高めるためには、人間の心理・行動面の考慮が不可欠である。
人や事物に対して損害を与えるような可能性のある現象や活動に対する危険性の認知はリスク認知(Risk Perception)と呼ばれ、様々な研究が行われてきた。災害多発時代にあって、さらに新型コロナウイルスという新たなリスクに直面する今、改めて人間環境学的視点からリスク認知の形成要因を探るとともに、それをふまえた効果的な情報提供のあり方について検討する必要がある。
本研究会では、主に自然災害を対象とし、人と環境との日常的な関わりから形成されるリスク認知について、その基本的性質や研究の展望を示すとともに、構築物がリスク認知に与える影響や効果的なリスクコミュニケーションのあり方について、具体的な事例をもとに議論を行なう。これは、今日のコロナ禍の状況における人々の心理・行動を考える上でも有効な基盤を与えることになろう。

※この研究会は、2020年3月に予定していたものを一部内容を変更して開催するものである。


□日時:2020年11月28日(土)14時00分〜17時00分

□方法:Zoomによるオンライン開催
Zoomの操作方法等については、以下のサイトを参考ください。
https://zoomy.info/zoom_perfect_manual/joining/

□プログラム
○司会:大野隆造(東京工業大学名誉教授)

○話題提供:
・「時間軸で考えるリスクコミュニケーション ~SNS時代のリスコミの「更新」と伝達~」(広田すみれ 東京都市大学)
・「津波に対するリスク認知と避難行動 ~防潮堤の影響を中心として~」(諫川輝之 東京都市大学)
・「震災による心理的な影響と防災意識 ~恐怖喚起コミュニケーション考~」(若林直子 生活環境工房あくと)

□スケジュール
13:30~ 開場
14:00~ 開会挨拶と主旨説明
14:10~ 話題提供(3件)
16:10~ 全体討論
17:00  閉会

□参加費:会員・学生(修士課程・博士前期課程まで)1,000円、一般2,000円

□参加方法:期日が近くなりましたら当日のZoomアドレスや参加方法の詳細を連絡しますので確実に連絡が取れるメールアドレスを申込時にご記入ください。

参加申込み

以下のPeatixサイト(https://mera.peatix.com)で登録フォームに必要事項を入力してください。参加登録時に参加費を支払う必要があります。
締め切り:11月27日(金) 14時(受付は終了しました)


MERA事務局からのお願い

参加費の管理を行うためPeatixサイトを利用します。そのため下記の点にご協力をお願い申し上げます。

  • Peatixについてはこちらのページを参照ください。
  • オンラインでの開催となるため管理の都合上Peatixサイトからの参加申し込みに限定させていただきます。
  • 参加申し込みをする際に、Peatixアカウントを作成するか、Twitter/Facebook/Google/Appleアカウントでログインしてください。お申し込み完了後、アカウントにチケットは発行されます。
  • 参加費の支払いはクレジットカード・コンビニ/ATM払い・Paypalからお選びください。
  • お申し込み後の返金は一切いたしかねますのであらかじめご了承ください。参加者側のPC・タブレットの障害や、参加者側のインターネット回線の障害により接続不良が生じた場合でも、返金はいたしませんのでご了承ください
  • できるだけキャンセルなさらないよう、確実に参加できる見込みが立ってからお申し込みください。