第113回研究会「観光資源としての都市環境」のご案内
都市は、人が集い、行き交う場である。都市は、そこに住まう人々にとっての暮らしの場、学びや憩いの場、就労の場・・・といった「日常生活の」環境という側面と同時に、「訪れを受け入れる」環境としての側面ももつ。これまで都市の格付けは、【定住人口】によって測られることが多く、市区町村の振興計画でも人口増を目標に掲げ、あるいはその減少を食い止めるための策を講じるという取り組みが一般的であった。しかし、少子・超高齢社会を迎えた我が国においては、経済・文化・生活活動などさまざまな面において、単純な定住人口のみをその活性度をはかる指標とし、これのみに基づいて地域振興を計画することは困難になっている。これに対して、通勤・通学や買い物、文化活動、スポーツや観光・レジャーなどさまざまな目的でその都市を訪れる【交流人口】を増やすことで都市の活力を高めていこうという考え方が浸透しつつある。
本研究会では、都市を訪れる目的の一形態である「観光」に着目し、都市に外来者を呼び込む、また外来者にとっての都市の魅力度を高める「観光資源としての都市環境」について、都市景観、観光行動、パブリックアートと心理の観点から議論を行う。
□日時:2017年11月26日(日) 14時00分〜17時00分(受付13時30分より)
□場所:法政大学市谷田町校舎 411講義室
□参加費:会員・学生1,000円、一般2,000円
□プログラム
パネリスト/話題提供:
- 直井岳人(首都大学東京、観光行動)「観光における人と環境の関係:非日常性の持つ表層性、複合性と任意性」
- 西名大作(広島大学、都市景観)「中国人による広島県の観光景観評価」
- 本山友衣(日本大学、心理/パブリックアート)「都市におけるパブリックアートのもつ意味」
指定討論者:
- 池村明生(東海大学、都市とパブリックアート、アート活動)
- 古賀誉章(宇都宮大学、都市景観、心理生理、建築設計)
- 中村 哲(玉川大学、観光、観光心理)
司会/コーディネート:
- 山田あすか(東京電機大学)
□会場
法政大学市谷田町校舎 411講義室(東京都新宿区市谷田町2-33)
※2016年のMERA大会会場と異なりますのでご注意ください(今回は外堀の対岸です)。
□交通アクセス
- JR市ヶ谷駅下車・徒歩5分、JR飯田橋駅・徒歩10分
- 東京メトロ 有楽町線/南北線 出口5番
- 都営新宿線 市ヶ谷駅出口1番から
参加申込み
11月17日(金)夕方5時までに、以下よりお申し込み下さい(受付は終了しました)。